ファンデルワールス力*回り道をしない

学習記録

岡野の化学で、「水素結合があると沸点が高くなる」という話があったので、分子間結合について調べていました。

その中で、ファンデルワールス力は「分子内の電子の動きによって瞬間的に生じた極性引力」であるとわかりました。
分子の中で電子が動き回っていて、たまたま片側に偏ったときに少しだけプラスマイナス(δ+とδ-)が生じて引き合うと。

あれ?

でも

分子ってこんなんですよね。

http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/research_highlights/no_54/

…電子、動いてなくない?

どの電子が動くんやろ。内側やったら動けそうやけど。でもそしたら水素分子にはファンデルワールス力がないことになる。おかしい。

「ファンデルワールス力 電子」「分子 自由電子」「共有結合 電子 動き」などで検索してみるもよくわからず、管理人様に質問。

動画でご回答いただきました(ありがとうございます)。

要約すると
「電子は固定されているのではなくシュレディンガー的に雲のように存在する。存在が不確定で、電子軌道の上に存在する確率が高いが、確率分布全体を表すと雲のようになる。これを電子雲という。(上の画像のような)高校生向けの太陽系モデルでは無理がある」

そ、そうだったのか。
太陽系のように軌道上をくるくる回っているのではなく、雲のようにもやっと存在する。
その中で偏りが生じることによって、δ+とδ-が生じる。

これに関するもう少し細かい質問と、また別件で質問もしたのですが(聞きたがりか)
「この問題は、深入りせずビデオの解説程度で抑えてください。
先に進んでください。」
「知的好奇心は、あくまで短期で稼ぐという出口戦略に寄与する範囲で
使いましょう。
時間をロスりますよ。」
とお言葉をいただき、はっとしました。

なんでも気になったら調べればいいわけではない。
自分が辿りたいのは最短ルート。不要な検索は時間を捨てていることになる。

知りたがりは自分の問題点のようなので、疑問が生じたら「その検索、必要?」と自分に問いかける。
確信が持てなければとりあえず疑問だけメモって次へ行きます。
時間を大切に!

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