マルコフニコフ則*己が下手さを知りて一歩目

学習記録

岡野の化学(18)でマルコフニコフ則についての言及があったので調べてみました。

マルコフニコフ則:
二重結合をもつ炭化水素に対し求電子的付加反応をおこなう際、結合する水素原子数の多い方の炭素のほうに、電気的に陽性な原子団が結合する。この経験則をマルコフニコフ則(Markovnikov’s rule)と呼ぶ。
(中略)マルコフニコフ則は中間体として生成するカルボカチオンの安定性の差によって合理的説明がなされる。すなわち、水素置換数の少ない(級数の大きい)炭素原子では、超共役効果によってカルボカチオンが安定化されるため、より電気的に陰性な原子団が結合しやすくなる。
参考:https://www.chem-station.com/odos/2012/06/-markovnikovs-rule.html

なるほど。

…求電子的付加反応?中間体?カルボカチオン?超共役?共鳴構造?電気供与性?π軌道?空の?p軌道???(どんだけ何も知らんねん)

調べれば調べるほど知らない概念が現れ、ちょっと気が遠くなりました。

諦めて先に進もうかと思ったのですが、ビデオで言及されていたマルコフニコフ則とアルキル基の電子供与性の関係だけは理解したい。

炭化水素⑦ アルケンの反応2(マルコフニコフ則)

こちらの動画を視聴し、マルコフニコフ則をざっくりと理解。

それから、
・カルボカチオンが安定化される=Cが+の状態で留まりやすい(+なので陰性な原子団が結合しやすい)
・アルキル基は電気供与性がある→たとえばC-C-Cのうち真ん中ののCが+になったとき残りのC(アルキル基)が電子を与える=真ん中のCがプラスマイナスゼロの状態に戻りやすい

と考えたのですが…

いや矛盾してるやん。+なんかプラマイゼロなんかどっちなん。

考えれば考えるほどわからなくなり、管理人様に質問。

頂いた回答が
『矛盾しているとお考えの部分をより詳細に説明してみてください。
ノートに図解してみてください。
「安定化される」と何が矛盾するのでしょうか?」』

おおー…これが噂の質問で返すスタイル。
わからんねん!わからんから聞いてんねん!と甘えたくなりますが、ここでふんばるのが自己解決能力を上げるポイント。

結果的には、


http://www.yakugaku-tik.com/home/organic-chemistry/2-2-aruken-arukin/4-markovnikov-ze

こちらのサイトを読んで理解できました。

「中間体とはまずH+が先に反応したものであり、その時点で安定した状態(級数の多いカルボカチオン)になろうとする」という視点が抜けていました。

また、陰性の原子団が結合するというのは結果論である(カルボカチオンの+が強いなどの理由ではない)ということが理解できました。

スッキリしてよかったですが、ふとダウンロード中のビデオ達を見ると

0983 付加反応とマルコフニコフ則

あるやん。

こっちを先に見ていれば、もっと早く解決したかもしれないな~。

勉強の効率はまだまだ改善の余地があります。

下手糞の 上級者への道のりは 己が下手さを 知りて一歩目 (迫りくる安西先生)

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