初トライアル

学習記録

こんにちは。

この一週間は初トライアルに取り組み、課題を提出しました(結果待ち)。

今回のトライアルは、期限は一週間・出題は特許の一部から(対訳なし)、というわりと取り組みやすい(素直な)トライアルだったと思います。
時間には余裕があったので、じっくり調査・見直しし、これが今の自分のベストという状態で提出することができました。
少し時間を置いてから、もう一度じっくり見直しを行います。

初めてのトライアル経験からは得るものも多かったと同時に、多くの課題も浮き彫りになりました。
備忘録を兼ねてまとめておきます。

収穫

リアルな「締め切り」のある訳出・提出作業(コメント含む)の経験ができた

提出ファイルやコメントの形式を整える作業は今まで全く意識していなかったので、その作業を含めて翻訳を完成させる感覚が持てました。

トライアル(≒実ジョブ)の作業スキームを整理できた

トライアル応募前にすること、課題受領後にすることを順番に書きだして整理しました。
また、受領確認メールや課題提出用メール、コメントファイルのひな形を作成しました。
今後のトライアルもこれらを利用して進めていきます。

課題

調査のスピード

事前調査資料(関連の強い資料)に素早くたどり着く調査力、取捨選択力が不十分だと実感しました。
トライアルでは時間があったので、もたもたしていても納得いくまで調査することができましたが、実際にはこんなに時間をかけていられません。

今までの学習では、「明細書の多読」をしてからその分野の明細書翻訳をしていた(つまり、前提知識をあらかじめ頭に入れた明細書を選んでいた)のですが、
えいやと選んだ明細書を資料選びからスピーディーにこなす練習が必要だとわかりました。

時間配分

上記とも関係しますが、作業スキーム全体をイメージして「このくらいの分量はこのくらいで翻訳できる」というキャパを正確に把握すること。

事前調査に時間をかけるべきことがわかっていても、今回「本当に締め切りまでに翻訳が終わるのか」と不安で調査を短めに切り上げてしまったのですが、
自分の中で調査量とそれによる翻訳スピードの感覚をを正確に持てれば、時間をぎりぎりまで調査に使うことができ、スピード・クオリティ共に向上すると思います。

コメントのつけ方

訳出はもちろんですが、「ここにコメントをつけるべきか」という部分でかなり迷いました。

コメントのつけ方については、講座ビデオに加え卒業生の方のブログなどを大いに参考にさせていただき(知子にまとめました)、
「KYなコメントをつけない」「必要な情報を過不足なく」「相手目線」を意識しました。
具体的には、主に
・明らかな原文ミス(スペルなど)と、
・誤訳ととられかねない訳語(特に辞書にないものやwordの校正で引っかかる部分)

に絞ってコメントをつけました。

特に「KYなコメントをつけない」については、今回のトライアルでも「いかにも間違っているようだがそのまま訳した方がよい(逆ひっかけ)箇所」が複数あるように感じました。(もちろん、自分の見方が間違っていて、本当はそこにコメントすべきだった可能性もあります)

コメントのつけ方に関してはクライアントの好みもあるでしょうし、実ジョブでのフィードバック等を通して加減が分かってくるのだと思います。

しかしコアとなる部分は共通していると思うので、今後の自力翻訳では実ジョブと同じくコメントファイルを作成し、感覚を磨いていきたいと思います。

訳文の手入れ

訳出が一通り終わった後、限られた時間で「より洗練された表現にする」基準をつかむ必要があると感じました。

これからやること

・自力翻訳(事前に勉強した内容ではなく、その特許の背景技術を知る資料集めから)

・「翻訳の布石と定石」を読み直してまとめ、「より洗練された表現にする」テクニックを実際に使えるようにする。

今回の課題を踏まえて学習しつつ、引き続きトライアルに応募していきます。

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