こんにちは。
9/13で講座受講開始から9か月目を迎えました。時間がたつのが本当に速いです…。
ここ数日はぐっと涼しくて過ごしやすくなりましたね!自分はspitzの「夏が終わる」が頭から離れません。
講座受講8か月の進捗をまとめてみます。

進捗・変化
Varian GC/MSシリーズ
毎日5本ペース(4~5時間)でビデオ視聴+作業を進めており、現在73/114まで進んでいます。
今回からビデオセミナー進捗を紙で管理(今までは知子のみ)しているのですが、全体の中で今どこにいるのか一目でわかるので、ビデオの進みが遅れることや集中力が切れることが少なくなりました。
また、何度もアクセスする資料をファイリングしてすぐ出せる場所へ置いておくことにしました(例えば、化合物命名法関連)。
よく見るサイトはブックマークはしてその都度見ていたのですが、紙の方がアクセスが良いことに遅ればせながら気づきました。マーキングやメモもできますし、「ここらへんに書いてあった」感覚で記憶にも残りやすいですね。
あと本当に今更なのですが、講座で繰り返し出てくる「SOM化」の意味がようやく実感として理解できました。
言葉や知識にはそれの属する領域があり、その領域外で使われると違和感を与える。
講座では「カレーに草履を入れて煮込む」「白米の中に砂が混じっている感じ」などの例で説明されていますが、前者の例でいうと「草履」という言葉は存在するし、言葉としては全くおかしくないのですが、「カレーに入れて煮込む」という文脈の中では文字通り「異物」であるということです。「料理」という領域の「カレー」という界隈に「草履」は存在しえない、つまり別の領域に存在する言葉なんですね。
今やっているガスクロの例で言うと、GC columnという言葉があったとき、「GCコラム」と訳してしまう(実際はGCカラム)みたいな感じでしょうか。その分野の知識がない人にとっては違和感がない響きでも、その分野に詳しい人にとっては「カレーに草履」級の違和感があると思います。コラムは「新聞」などの界隈にある言葉ですが、ガスクロ界隈にある言葉ではないんですね。
訳語がよくわからない言葉を検索するときに「その界隈」のキーワードを一緒に入れて検索すると、その界隈で使われている言葉がヒットする確率が高くなります
(上の例で言うと、「column」のみではなく「ガスクロ column」と検索するなど)。
XYZシリーズを読む&実践
9月に入ってから読み始めたのですが、もっと早く読むべきだった…と激しく後悔しています。
野球でいえば素振りのような、すべての基盤となる学習の進め方や、辞書、各種ITツール、仕事探しの方法などが体系的にまとまっています。もう古くなって使えない情報も多々あるのですが、代替手段やソフトを探すことはいくらでもできますので、「こういうことができるんだ」と気づける、整理された情報をまとめて頭に入れられることにものすごく価値があります。
少なくとも対訳シリーズに入る前に読んでおくべきでした。
ただし、このソフトはこうやって使えばあの作業が効率化できそう、など、ある程度対訳学習した後だからこそ気づくことも多いので、最初に読んで完全マスターというわけにはいかなかったとは思います。
XYZシリーズテキストは子育ての合間(子供が起きている時間)に読もうと思ったのですが、並行して作業が必要なことがすぐにわかったので、毎日対訳学習が終わった後に読んでいます(初期のビデオセミナーを観るなど、他の学習と合わせて1~2時間)。
辞書購入
Xシリーズテキストとビデオセミナーを数本確認し、英辞郎、海野さんの辞書と化学・機械・バイオの辞書を購入しました。(小倉書店さんの辞書も近いうちに買いたい)
オックスフォード英英、ジーニアス英和と英語類語辞典などは手持ちの電子辞書で串刺し検索しています。
すべてLogophileにまとめたほうが使いやすいとは思いますが、予算の関係でひとまず電子辞書に入っていない辞書を優先しました。
また、自力翻訳する中では、英語類語辞典と語源図鑑が非常に役立っています。
ぼんやりしている言葉の多面性がはっきり認識でき、自分があいまいにしか言葉を捉えていなかったことに気づかされます。これらの類語のうち、どの意味に該当するか?を考えることで、訳出の精度を上げる助けになります。
最近視聴した初期のビデオで、翻訳には「理解力」と「伝達力」が両方が一定レベル以上必要、という言葉がありました。今までは主に「理解力」に重きを置いてきたのですが、内容が理解できていてもうまく訳出できない、という次の(?)フェーズに入り、伝達力を磨く必要があると毎日実感しています。
仕事情報をリサーチ(専門分野選定のため)
管理人様のアドバイスに従い、複数のサイトで翻訳の求人情報をリサーチしました。
その結果…メディカルとITが圧倒的に多い!
国際出願件数ランキングを見ると、ITがダントツでした。
講座卒業生・受講生の方でメディカル関連を専門に選ばれる方が多いのはなぜだろうと思っていたのですが、一つには需要が大きいからなんですね…。
9月中には専門分野を決定しますが、メディカル方面も視野に入れないとですね。
一日6時間以上勉強できるように
基本的に一日6時間以上勉強できるようになってきました(以前は4~6時間)。主な原因は以下です。
・子供と一緒にご飯を食べるようにした
離乳食が進み、大人と近いものが食べられるようになってきたので、自分の食事と一緒に用意して一緒に食べています。
以前は子供が寝てから食事を準備し、食べて片付けてから勉強でしたが、その時間をカットして子供が寝たらすぐ勉強に取り掛かれるようになりました。
食事って思った以上に時間がかかりますよね…。
・夜10時半の授乳がなくなった
10時半~11時まで授乳してから寝ていたので、その時間を勉強に使えるようになりました。
・子供と別部屋で寝るようになった
子供を起こす心配をせず作業できるようになりました。
・(自分の)体調不良の頻度が減った
自分は寝不足で気持ち悪くなる体質だと思っていて、睡眠は長めにとるようにしていたのですが、気持ち悪くなる本当の原因はコーヒーだったことが判明し(普段は飲まないが寝不足のときはコーヒーを飲んでいた)、コーヒーを飲まないようにしたところ、多少睡眠時間を削っても気持ち悪くなることはなくなりました。
非常に嬉しいのですが、「寝不足で気持ち悪くなる」という勘違いで、活動に使えたはずの時間をどれだけ無駄にしてきたのか…と後悔しきりでもあります。
現在の悩み
・E'Storage2020のエラーが多すぎる問題
直近の例では、キーワード検索でヒットした特許9件+対応日本出願をダウンロードしたのですが、descriptionが英日ペアでダウンロードされたものは0件。
残りは英語と日本語の片方または両方のdescriptionが抜けていました(もちろんダウンロード時にdescriptionにチェックは入れています)。
ダウンロード元のEspacenetをチェックするとdescriptionはちゃんと記載されていました。
E'Storageは試用版をダウンロードして使ってみた時点で上記の状態だったので製造元に問い合わせてみたのですが、「現在のところ、対策方法は判明しておりません」とのことでした。
その後もう一度ダウンロードして使ってみましたがやはりほぼ全てエラーになる状態で、これでは購入する意味がないとまだ試用版しか持っていない状態です。
(ひょっとしたら有料版にすれば問題なくダウンロードできるのかもしれませんが、使えなかった場合完全にムダ金になってしまうので購入できていません)
とりあえず今はエラーになったテキストダウンロード元のEspacenetからdescriptionのみコピペして対応しています。
9月末までにやること
Varian特許の対訳を終わらせる
Varian特許の対訳シリーズビデオ視聴を終わらせ、関連特許を読む。
次の対訳(NUTRASWEET社)シリーズは「化合物の合成と精製」がサブタイトルとなっており、今まで学習してきた内容である程度理解できると思われるので、最初から最後まで自力翻訳(初)してからビデオセミナーを視聴する予定です。
XYZシリーズを進める
Xシリーズは少なくとも終わらせます。
TradosOJTコースのマニュアルを再確認
だいぶ操作に慣れてきたので、サポートがあるうちに細かい部分を再確認し、より使いこなせるようにしておきます。
まとめ
進捗状況や学習環境における(資料などの)可視化がまだまだ不十分だったことがわかりました。
XYZシリーズの手法も確実に取り入れつつ、時間を無駄にしないように頑張ります。
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